お屋敷ブログ

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*Edit
   

恋の悲劇(8)

恋の悲劇8(完)

 


 二人はどこかへ…?
「はよベッドインせんかぁーっ!」
 しびれを切らした繭美。二人の元に走り寄ろうとした。
「ダ、ダメですぅー」
 必死で美里が止める。
「二人はもう少しで、くっ付くはず…よく思い出して下さい」
 美里は願った。「恋の悲劇」を再現して欲しいと…。

 第8話のご主人様×執事のストーリー
 主人公の時期主人××(名前未定)と廊下でケンカする執事。その後、執事は庭に行き一人涙を流す。なぜ自分だけ主人公が意地悪するのか、わからないからだ。そこに主人公が…。自分が実は執事が好きで付き合って欲しいと本気の愛の告白。戸惑う執事。逃げようとする執事を追って、主人公は間違って池に落下。執事が助ける。
 服を乾かすために部屋に戻って禁断LOVE!?
 そこに屋敷の主、(つまり主人公の親父)が現れる。そして、淫らな執事として解雇を言い渡すのだった……。
 第9話につづく

「ふむ…。だったら二人は庭に向かうはずね」
 あごに人差し指をあて、繭美が頷く。
「二人、やっぱり庭に出ましたぁ」
 窓から美里が確認すると、二人は噴水のあたりに向かっていた。

 おかしい。
 俺とひろしは急に外の空気を吸いたくなったのだ。
 何かスピリチュアル的力が働いているようだ…なんてまさかな。
「あれ、そういえば美里さんってどこに……」
「どっかにいるんじゃないですか?」
 キョロキョロする俺達。
「やばー置いて来ちゃった。俺戻らないとっうわっ」
「どわっ」
 外に大きな水槽を抱えて典田が歩いていた。
「何してんだ?」
 相変わらず緑色のジャージの典田はこう答えた。
「いや、なんかご主人様が和風の庭もいいなーって鯉を二、三匹持って来いって…朝頼まれて。こっちの裏から行った方が広人様の部屋に近いだろうし」
「鯉?」
 俺が水槽を見ると、赤い鯉が泳いでいた。
「大丈夫ですか? マオタン」
 ひろしが近づくと典田は逃げようとした。危険を察知したらしい。
「私がこっちを持ってあげますよ」
「いい! やめてくれっ」
「遠慮しないでー…うわっ」
 ひろしが石につまづいて水槽に激突した。
 そして――なんと水槽に亀裂が!!! 見る見る水槽の水が減ってゆく。
「うぎゃああああああああっ」
 慌てるひろし。典田も同じだった。
「やばい! 水! とりあえず噴水に!」
 水槽を抱えて走る典田。水に滑って、鯉を芝生にぶちまけた。ぴちぴちする鯉。
『うぎゃああああああああああ』←三人の声
「と、とりあえず一人一匹づつ持って、あっちへ!」
 と、典田は素手で鯉を抱え百メートルは先の噴水へと走り出した。
「うぎゃあああっ」
「ぬるぬるすんだけどー」
 
 そんな一連の作業を見ていた繭美&美里。繭美が言い辛そうに声を押し出した。
「正直言ってこれ」
 美里と目を合わせる。
「……はぃ」
の悲劇よね…?」
「…………」
 
 こうして美里は繭美にささっと屋敷を案内されたのち、帰りました☆
 (エスコート対決はどっちも失敗!!)
 
 ~占いというものを安易に信じるのはやめましょう~
 占いで人を操るとか出来無いから!
 


 完 


   

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