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お屋敷ブログ

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*Edit
   

トリノお屋敷

トリノ(鳥の)お屋敷へ…2

 
 こうして佐原と繭美と佐藤は執事愛好会への参加のため、飛行機へと乗り込んだ。

 ~略~

 そしてあっという間にイタリアに到着した。

「ついに到着しましたね! お嬢様」
 佐原はリュックを背負ってわくわくしている。
「ええ……」
 世にもどでかい屋敷が目の前にあった。レンガ造りの三階建て。
 招待状を入念に確認したが、ここが会場で間違いない。
「ここ、お屋敷よね? 城みたいにでかいんだけど」
「ここに世界各地の執事が……。お嬢様。早く行きましょう」
「ちょっと待って佐原」 
 繭美はぐるりと振り返って佐藤を確認した。

 佐藤は髪の毛ボサボサで、よれた黒いスーツで長旅の疲れを隠せない様子だった。
「うぅ……。お腹空いたぁ」
 とぐずっている。
 佐藤は自分がなぜここにいるのかわからないらしく(説明したが、アホなので理解できてない)ただの旅行だと認識していた。
「佐藤。ちょっと髪セット!」
 繭美はくしを佐藤の頭に刺した。
「ぐはぁ!」
「あぁ! もうこんな執事じゃ日本代表として恥ずかしいわ!」
 焦って髪をとかしつける。佐藤が痛さで叫ぼうがお構いなしだ。
「佐藤さん。ちゃんと身だしなみして下さい」
 と佐原も佐藤をさり気なく小突く。
 今回の執事愛好会を確認したところ、日本人での参加は繭美のみだった。佐藤が恥をかいては日本の恥なのだ。 
「お腹空いたぁぁぁぁぁっ!」
 佐藤が泣き叫んでいるところに、
「お待ちしておりました」
 黒いスーツの男性が屋敷から出てきた。
「貴方が西園寺様ですね」
 ココア色の髪をした優しそうな雰囲気の男性だった。三十代後半ぐらいだろうか。
「私、今回の案内役。ジルベルトと申します」
 ニコリと繭美に手を伸ばす。いたって自然体のその動きに繭美は目をハートにした。
 その姿は乙女の思い描く紳士そのものだった。
 

 会場に世界各国の執事がいるのか…?
 つづく

(3/30)
 


   

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