お屋敷ブログ

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*Edit
   

鳥かごのお姫様(8)

鳥かごのお姫様3

 

一方、西園寺家では……。

「お嬢様がいないっ?」
 佐原が再び部屋にやって来て驚いていた。繭美が一瞬で消えてしまったからだ。
「どこ行っちゃったんでしょう」
 ベッドを見ると、本が置いてあった。
「童話? 鳥かごのお姫様……。ふーん」
 パラパラとページをめくる。
「あれ? 最後の方白紙じゃないのー?」
 佐原が不審がっていると、
「どうしたんですか?」
 と声をかけられた。
「ひっ。佐藤さん、いつからそこに!」
 なぜか佐藤が本を覗き込んでいた。
「お嬢様知りませんか?」
 佐原はいちおう聞いてみた。
「いえ。その本面白そうですね! 貸して下さい」
 佐藤は勝手に本を持ってどこかに行ってしまった。
「あーあ…」
 と佐原は困りつつ、仕事に戻ることにした。

 ここは使用人の部屋。
「ふんふ~ん♪」
 佐藤が本をひろげる。
 しかし結末が書かれていない。内容が中途半端なところで止まっている。それどころか、ページに空欄が多い。さっきより字が減っているような。
「?」
 佐藤は首を捻ったが、
「!」
 良いことを思いついた。ボールペンで、空欄に自ら考えたストーリーを書くことにしたのだ(なぜ?)
「私がもっと良いストーリーを考えてあげましょう♪」


 佐藤が書いたらさあ大変!
 つづく



   

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