お屋敷ブログ

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*Edit
   

執事で迷子(17)

執事で迷子7

 

「送ってくれてありがとう」
 と奈那子は車を出てしまった。
「こ、ここは…?」
 と佐藤。
 二人も車を出る。
 ひたすらに広大なサバンナの地が広がっていた。
 奈那子は羽純と同じくらいの身長だったのに、いつの間にか三倍になっていた。

「実家に帰ってリフレッシュしないと♪」
 奈那子は嬉しそうだ。
「ここが故郷?」
 と羽純が訊くと、奈那子は首を縦に振る。
「イエス。お二人さんにはお世話になりました」
 そして奈那子は口にカードをくわえていた。それを羽純に渡す。見ると金色で縁取られた虹色のカードだった。
「何かあったら、コンビニでこのカードを使ったあと、ナナコチャージ!とおまじないを言ってネ。すぐに私が駆けつけるから……」
 にこりと笑う奈那子。
「こ…んび…に?」
 羽純はコンビニが何かわからないけれど、
「ありがとう」
 と言った。佐藤はやりとりに気がついていないで、サバンナを行ったり来たりとパニクっている。
「では…」
「あっ。待って…」
 奈那子はサバンナの奥地に姿を消した。

「坊ちゃん……。私達」
 佐藤が気がつくと、虚ろな目をしていた。
「執事……」
「完全に迷子ですね!」
 そんな――――!


 もう帰れない!
 つづく




   

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