お屋敷ブログ

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トリノお屋敷

トリノ(鳥の)お屋敷へ…3

 

 ジルベルト氏に案内されて、三人は屋敷の中に入った。正面からではなく、別の入り口からだった。
 そこから長い廊下を歩き、会場へと向う。
 先頭を歩くジルベルトはこちらを気にしつつ、絶妙なスピードでリードしてくれる。
 もしこんな人が執事だったら……。
 繭美は思っちゃいけないことを思った。
 うっすらと繭美を見て微笑む緑色の瞳。茶色の髪。長ーい手足。たまらんのう。
 だって、佐藤も美形だけど外人さんはまた別の良さがあるし……
「ジルベルトさん。かっちょいいですね。お嬢様」
 と佐原もうっとりしている。
「うん……」
 ちらっと後ろをついてくる佐藤を確認する。
 ひどい。
 あまりにひどい。
 スーツは長い飛行機の中でぐちゃー。髪はくしがささったまま(!)←自分で刺したくせに
 美形なのに、くまができて顔色も悪くて、残念としか言いようがない。
「佐藤。あんた具合でも悪いの?」
 つい、聞いてみた。
「眠いー。お腹すいた……」
 佐藤はフラッと廊下に倒れた。
「さ、佐藤!?」
「佐藤さんしっかりー!」
 すぐにジルベルトが佐藤を抱きかかえる。
「大丈夫です。きっとお疲れなんでしょう。会場はそこを曲がった先です。私はこの方をなんとかしますので」
「あの、佐藤は……」 
「先に会場へ。お二人が最後ですので」
 ジルベルトに促され、戸惑いつつも繭美と佐原は廊下を急いだ。
「あーあー。さとーさんってホント肝心のとこで、しでかしますよね」
 と一切心配しない佐原は、両手を頭に乗せて先ほどとは違う歩幅で豪快に歩き出した。
「そうよね。でもジルベルトさんが先に行けって言うんだから行きましょう」

 角を曲がると夢の世界が広がっていたのだ……!

「何ここ――っ!」
 


 二人が見た光景&佐藤の運命は?
 つづく





   

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