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お屋敷ブログ

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*Edit
   

映画デビュー!?(7)

映画デビュー!?4

 
 こうして繭美と明澄は佐藤の打ち合わせに同行することになった。

 ■月◎日 そこは○×△スタジオ
 早朝五時
「おはようございま~す♪」
 と、屋敷ではあり得ないほどのテンションで佐藤は現場に入った。
 待ち構えていたのは、もちろんジュべー監督&スタッフ達。
 皆、佐藤を見るなり感嘆の声をあげた。

「すごい」
「美形だ」
「信じられない」
「アンビリーバボー!」

「ひろし君。来てくれたんだね……?」
 トレーナーを肩にまき、ハンチング帽&サングラス姿の監督が、佐藤に近寄ってきた。
「はい」
 佐藤が頷く。
 ジュべー監督と佐藤はがっちりと握手を交わした。

「さっそくリハーサルーっ!」
 と助監督らしき若い男性が手をあげる。
 カメラマンと照明がどやどやとスタジオをセッティング。背景が青い(あとでCGの背景を合成するときのあーゆーの)セットの真ん中に佐藤を立たせた。
 すぐさまメイクさんが佐藤の髪をいじくる。
「顔は完璧ね」 
 などと頷いている。
 佐藤はノリノリで楽しそうな表情だ。
「ちょっと撮影してみようか?」
 と監督。
「はいっ」
 自分がカメラの前に立てる。自分のためだけに多くの人が動く。それが愉快でたまらないのだ。
 それに、カメラの前で期待に答えるぱふぉーまんす(?)をする自信もある……。
 自分は神に選ばれし天才なのだから…と佐藤は思っていた。
「3.2.1.きゅー!」
 ジュべー監督がカッチンを鳴らした。

 
 ええええええええ―?


 その様子をこっそり見学していた繭美と明澄。
「変よ! 佐藤は脚本も渡されていないのに! いきなりカメラとかおかしいわよ!」
「うーん……。衣装やらメイクやらもう段取りが決まってる。まるで誰かの変わりに佐藤が入ったみたいだ」
「なんで打ち合わせなのに、いきなり撮影してんのよ!」
「撮影してみたいと思わせる存在感があるのかも?」
 と明澄。しかしこう続ける。
「佐藤、騙されてるっぽいなー。馬鹿だから」
「まさか……」
「おう……」
 二人は顔を見合わせた。


 まさかあのオチかい?

 つづく!
 


   

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