お屋敷ブログ

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執事で迷子(17)

執事で迷子11

 

 は……っ。
 ここは?
 羽純は目を覚ました。
 ごわごわの草のベッドの上だ。横には自分の頭より大きな丸い物体が一つ置かれていた。
「卵……?」
 羽純はそれをじっと見た。
 白と黒のまだら模様の卵。殻が固そうだ。

 ギャー

 どこかで親鳥の泣き声がした。
 そっか、僕あの恐竜鳥に連れてこられて……。
 もしかして、僕エサ!?
 
 下を見る。草や木や枝や花で地面が見えなかった。空を見る。ここより高い木は存在しない。つまり草のベッドはとても高い木の上に作られている。とても降りられそうにないけど……。
「降りてやる」
 木のくぼみに足をかけ、蔓に手を伸ばせば降りられる――。いや、降りてみせる!
 このままエサになるよりましだ!
 少しだけたくましくなってきた坊ちゃんであった。
 草の巣から脱出しようとした時、

「ぎ、ぎ、ぎぃぃいー」
「!?」
 卵が鳴いた。そして大きく揺れ始めた。殻にひびが入ってゆく。見入っている場合ではないのに、目が放せない。
 やがて――。
「ピィ――――ッ」
 

 

 卵が孵っちゃいました☆
 つづく
 


   

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