お屋敷ブログ

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コスプレ大会事件簿

コスプレ大会事件簿3

 

「坊ちゃん。私、青森まで行って来ますので」
「……え?」
 リュックを背負った佐藤が部屋に入って来てそんなことを言ったので、羽純はポカンとした。
「ついさっきネットで調べましたら、フィギュアの所有者が青森のコスプレコンテストに出場とのブログを発見しました」
「コスプレコンテスト? スージーさん?」
「ご存知でしたか」

 佐藤がインターネッツでフィギュア情報を調べたところ、フィギュアの一つをスージーという人が持っていることを突き止めた。
 さらに、明日開催されるコスプレ大会にスージー氏が出場との情報もキャッチ。
 佐藤はすぐさまメールでスージー氏にコンタクトを試みるも撃沈。スージーは決してフィギュアを譲らないと言う。
 こういう人は頑固だ。問題は金ではなく心なのだから。
 佐藤はスージー氏に直接会うために、青森行きを決意した。直接会えば、何か変わるかもしれない。

「佐藤……」
 羽純は驚いた。フィギュア所有者のスージーは万里鈴ファンの中では有名で、羽純も知っていたのだが、佐藤が直接交渉に行くとは。
「そこまでして……」
 と羽純。
 少し、佐藤が反省をしているように見えてきた。
 すると佐藤は笑顔で手を差し出した。
「坊ちゃん。ですから、青森までの飛行機代、宿泊費など計三十万下さい」
「――――」
 下さ…い?
 せめて、 貸して下さいだろ…?
 やっぱり…こういうやつなんだな。
 羽純は白目&吐血のいつものパターンを思い浮かべた。


 しかし佐藤は妙に自信に満ちている。
「坊ちゃん。必ずや、結果を残して見せます。お願いします」
 佐藤が羽純にお辞儀する。
 仕方ない。
 なんでか知らんが羽純はそう思って、札束を投げ捨てた。

「フィギュアゲット出来なきゃ絶対返せよ!」
「はい! 坊ちゃん!」


 青森で何かが起こる
 つづく! 



   

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