お屋敷ブログ

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*Edit
   

婚約者は誰?(15)

婚約者は誰?1

 

 休日の午後。繭美が外の空気を吸いながらベランダで日光浴している時、芽依見が現れた。(注 芽依見は母)
「繭美ちゃん。ちょっといいかしら?」
「え? なんか用?」
「明日お見合いだから」
「は!?」
 芽依見は派手な花柄のワンピースを来て、麦わら帽を手で押さえながら楽しそうに微笑んでいた。
「何言ってるの? お見合いって」
「ママね。もう全国各地から候補者達を見つけてきてるの」
 繭美は白目になった。
「お見合い決定なのよ」
 
 なんで…急に見合い…?

「ママ、繭美ぐらいの年ではもう恋に夢中だったわ……。だからね? ちょっと良い相手がいたらキープぐらいしとくべきだと思うのよ」
「勝手よ! 私、好きな」
「好きな人がいるって!?」
 芽依見が急に冷たい目になった――。
「好きな人。まさか、さ、で始まる人じゃないでしょうねぇっ!」
 血相を変え、詰め寄ってくる芽依見。
「違うわよッ! いないわ。好きな人なんてっ」
「――だったらお見合いぐらいいいでしょ? カッコよければアドレス交換すればいいのよ?」
 一方的に芽依見はそう言うと去っていった。
「なんなのよ…」
 繭美は顔が真っ赤になっていた。

 
 芽依見は気がついていた。
 繭美が佐藤に惹かれていることを。バカでどうしようもないが、心底美形のあいつ――。
 あいつだけは、相手として許せない。
 そのためには繭美に早くから婚約者を作り、佐藤を諦めさせねば。
 それが芽依見の作戦であった。
 それに……。

恋自体は良いことですもの? ふふっ」
 たくさん恋をして欲しい方針の芽依見。
「恋は女を美しくするものねー」
 スキップしながら部屋に戻っていった。
「奥様……」
 その様子をうかがっていた貴堂。
(奥様。お嬢様にそんなに恋させたいんですか……? 心配とかしないんですか)
 まったく理解出来ない貴堂だった★



 屋敷は翌日候補者だらけ♪
 つづく




   

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