お屋敷ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



*Edit
   

婚約者は誰?(15)

婚約者は誰?5

 

「あんたに手伝ってもらう必要はないわよ!」
 絶対やばいことになるに違いない。
「まあまあそんなこと言わずに」
 佐藤が言ったと同時に、エントリーナンバー一番の方が現れた。
「はいはーい! 一番の野々坂さんー。○○大学一年生。趣味は乗馬」
 佐原が淡々と資料を読み上げる。
 野々坂なる人物が、繭美の椅子の方にさっそうと登場。上下スーツで背が高い。
(結構かっこよさげだけど、ちょっと好みと違うかも)
 と繭美は思った。
「では。あとは若いものでどうぞ」
 佐原がささっと部屋を出る。
「あー、初めまして。繭美です」
 と、繭美が挨拶をすると、
「こちらこそ初めまして。野々坂です!」
 爽やかに挨拶を返された。
 その後、無難に会話は続き――。
「はいー! 時間となりました」
 佐原がストップウォッチを計りながら部屋に入ってきた。
「じゃあ、これが僕の連絡先です」
 野々坂に名刺を渡される。
「よかったら…」
「ええ…」

 野々坂は佐原に連れられて退室した。
「ふぅむ…」
 佐藤がなぜか部屋の真ん中で体育座りであごに手をあて考えこんでいた。
「なによ」
「ちょっと胡散臭い爽やかさでしたよね? 男としてはマイナス10って感じですねー」
「はあああああああああ!?」
 繭美は唖然とした。特に悪くもなかったのに、マイナス?
「佐藤。あんた黙っててちょうだい?」
「あと、最後の名刺がねぇ…。よかったら、じゃなくて私なら絶対連絡下さいって言います。押しが弱い方でしたね」
 悠々と佐藤は評価している。
「ちょっと! 出てってよ!」
「あ、次が来ましたよ」
 さっと佐藤が金屏風の裏に隠れる。

「次の方ーっ。平松さん」
 佐原が読み上げる。


 あっ……あの人は!



 まさかの知り合い!?
 つづく


   

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。