お屋敷ブログ

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コスプレ大会事件簿

コスプレ大会事件簿5

 

「ええええええっ!? 壊されたフィギュアは万里鈴フィギュアのレプリカぁ!?」
 と、繭美が聞き返すと、羽純は頷いた。
 先ほど繭美の絞めにより羽純はついに真実をはいたのだ。
「だったら佐藤は本物を壊したと思ってるってことか」
 明澄が呟く。
「だってっ。だってぇ」
 羽純がぐだぐだと言い訳する。
「執事が悪いんだ! 執事が…僕のフィギュア勝手に踏んで…っ僕いっつもあいつにいじめられてるんだー」
「でも佐藤はわざわざ青森まで言ったのよ! 悪かったと思って…。早く佐藤に謝りなさい」
「やだ!」
「はーちゃん!」
「やだやだやだやだー」
 
「勝手にさせとけばいいんじゃね? ひろしだってあほだし」
 明澄は部屋を出て行った。
「はーちゃん、そんなに佐藤のこと嫌いだったのね」
 ため息をついて繭美もそれにつづいた。

「…………」
 羽純はあの時のことを思い出す。
 だって、執事が
 いつも意地悪い
 あのフィギュアだって大事だったし
 執事なんて恥かけばいいんだ!

 しかしずっと頭で佐藤が「青森に行ってきます」と言ったシーンがリプレイされた。


 **

「コスプレマラソン大会をご存知ですか?」
 スージーが言ってきた。
「なんですか? それ」
 佐藤がキョトンとするとスージーはにやりと笑う。
「コスプレしたままマラソンして、一位を競うんです。ただのマラソン大会ですよ」
「それが一体」
「私も出るんです。佐藤さん。あなたが出ればもっと盛り上がりますよ。ぜひ出場して下さい」
「もしかして! 出れば譲って」
「なわけありません。しかしもし佐藤さんがセバスとして走りきって優勝すれば話は別です」
「セバスとして!?」
「あ、つまりは普通に優勝ってことですねー」
「…………」
 つまりコスプレマラソン大会で優勝すればスージーはフィギュアを譲ると言っているのだ。
「わかりました」
 佐藤は白い手袋をキュッとはめた。
「受けて立ちましょう」←!?


 マラソン大会出場
 つづく



   

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